分析・診断サービス

分析・診断サービスとは?

機械や設備に使用されているオイルを採油し、当社に送付いただくことで、オイルの劣化や汚染状態、機械の摩耗状況などを分析・診断するサービスです。これにより、故障の原因特定や予防保全に役立てることができます。

目的ごとに選べる

3つの分析メニュー

おすすめ

セット分析

使用されているオイルごとに必要な試験項目を集めたセットです。初めての方や定期的な分析におすすめです。

 

精密分析

定期的なオイル分析で異常や不明な部分がある場合にご利用ください。より詳しい分析ができます。

 

⼀般分析

特定の項目だけを確認したいときにご利用ください。必要な試験項目を個別に選択することができます。

分析・診断サービスの

5つの特徴

1 豊富な試験項目

2 見やすい分析報告書

3 分析結果をスピーディーにお届け

4 オンラインで見積もりがすぐに分かる※

5 採油容器を無償で提供

※OilMatrix ジャパン・アナリスト™ご利用の場合

お客さまにご満足いただける

「分析報告書」をお届けします

オイルの傾向管理が簡単 

過去の分析結果も確認できるため、オイルの状態変化や傾向がひと目で分かります。

専門技術者による所見

機械状態監視技術者の資格を持つ専門家が分析報告書を作成し、設備診断の考察や的確なアドバイスをお届けします。

英文対応も可能

英文の分析報告書も有償にて作成します。

分析結果の活用方法

オイルの劣化、汚染管理値を設定することで、より効果的なメンテナンス・管理が可能です。
機械の摩耗定期的な分析により、傾向を監視して変化を捉えることができます。

ネットらくらく申し込み

「OilMatrix ジャパン・アナリスト™」で、
分析依頼をより簡単に!

当社の分析・診断サービスは、OilMatrix ジャパン・アナリスト™を通じて、Webから簡単にお申し込みいただけます。OilMatrix ジャパン・アナリスト™では分析・診断サービスをよりスピーディーかつ便利にご活用いただける機能が満載です。 

OilMatrix ジャパン・アナリスト™を利用する5つのメリット

納期を短縮

受け付けから分析着手までがスピーディーになり、納期短縮につながります。

⼊⼒の⼿間を8割軽減

初回登録により、2回⽬以降の⼊⼒が簡略化されます。また、過去の依頼内容も簡単に再利用できます。

見積もりの即時作成

ご希望の試験項目を選択するだけで、分析費用を即時にご確認できます。

24時間申し込み可能

Webからのお申し込みで、時間を問わずいつでも分析のお申し込みができます。

Webから分析結果をダウンロード

PDF形式で分析結果をダウンロードし、ご確認いただけます。

上記の他にも、新機能の追加など順次拡張予定です。

OilMatrix ジャパン・アナリスト™のご利用には、事前のご登録が必要です 

既にご登録済みの方はこちらからご利用ください

サービスご利用手順

OilMatrix ジャパン・アナリスト™の利用登録をせずに分析・診断サービスをご利用になりたい方は、OilMatrix ジャパン・アナリスト™を利用しない分析依頼方法のご案内をご確認ください。

利用登録の申し込み(初回のみ)

① 申し込みフォームへのご入力

当社ホームページの申し込みフォームに必要事項をご入力の上、送信してください。

② 仮登録メールのご確認

当社にてお申し込み内容を確認後、仮登録メールをお送りします。 仮登録メールの送信までには、約3営業日いただきます。

③ 本申請のお願い

仮登録メールの受信後、24時間以内に本申請を完了してください。

※期限を過ぎますと、再度お申し込みが必要となる場合がございます

依頼したいサンプルのご登録

OilMatrix ジャパン・アナリスト™に分析対象機器や試験項目などの情報をご登録ください。

採油と分析依頼の申し込み

① 採油

必要なオイル量を採油してください。
採油容器は無償でご提供しています。事前に採油容器・通い箱⼿配ページよりお申し込みください。

② 分析依頼の申し込み

OilMatrix ジャパン・アナリスト™でお見積もりを確認後、分析依頼をお申し込みください。

分析ご依頼時の注意事項

分析ご依頼前にサンプルの送付や返却などの注意事項をご確認ください。

オイルの送付

採油したオイルを当社にお送りください(送料はお客さま負担です)。

送付にご利用いただける通い箱は無償で貸し出しています。採油容器・通い箱⼿配ページよりお申し込みください。

分析報告書のご確認

分析報告書はOilMatrix ジャパン・アナリスト™からPDF形式でダウンロードできます。 分析の受け付けから報告書の作成までに10~15営業日いただきます。 お急ぎの場合はご相談ください。

採油容器や通い箱のご案内

分析・診断サービスをご利用するお客さまに、採油や送付に必要なものをご用意しています。採油容器・通い箱⼿配ページよりお申し込みください。  

採油ボトル、採油チューブ(無償)

採油容器は、ボトル小(120ml)とボトル大(250ml)の2種類、ご用意しています。 

  • ボトル大(250ml)
  • ボトル小(120ml)
  • 採油チューブ(1m)

採油ポンプ(有償)

その他、有償にて採油ポンプもご用意しています。

ポンプ内に直接オイルが触れない構造で、洗浄せずに各所の採油が行えます。

通い箱(無償で貸し出し)

まとまった数、定期的にご利用される場合の運搬用として、通い箱もご用意しています。

採油容器を12本納められる通い箱です。四隅のロックでふたを固定してお送りください。

採油容器を6本納められる通い箱です。側面のバックルでふたを固定してお送りください。

注意事項とお願い

  • 無償の採油容器や通い箱をお届けする際の送料はジャパン・アナリスト負担ですが、採油後の送料はお客さま負担です 
  • 送付時に採油容器のふたがしっかり閉められていることを確認してください 
  • 送り状は通い箱の上ぶたに直接貼り付けてください 
  • ガソリンなどの揮発性のある液体には使用しないでください 
  • 冷媒などの混⼊が考えられる冷凍機用オイルは脱気してから送付してください 
  • ジャパン・アナリストへのオイル分析・診断依頼以外の目的に使用しないでください 

よくあるご質問

採油・サンプルの取り扱いに関する質問  

採油容器は何を使えばいいですか?

漏れない透明な樹脂製ボトルをご使用ください。内容物の確認できないスチール缶や使用済み飲料用ペットボトルを再利用することはおやめください。 その他使用できない容器がございますので、分析ご依頼時の注意事項をご確認ください。

採油量はどのくらいですか?

試験項目一覧からご確認いただけます。分析時に容器をかき混ぜられるように、採油量は容器の8割までにとどめるようお願いします。

採油容器は何個から送ってもらえますか?

当社へ分析をご依頼する場合、1個より送付させていただきます。

採油容器だけで購入は可能ですか?

可能です。ただし、50個以上での販売となります。送料は別途申し受けます。ご購入は採油容器のご購入フォームよりお申し込みください。

採油容器の依頼方法を教えてください

採油容器・通い箱⼿配ページからお申し込みください。

通い箱の手配、利用方法について教えてください

採油容器・通い箱⼿配ページより採油容器手配書をダウンロードし、備考欄に通い箱希望(12個入りまたは6個入り)とご記入ください。詳しいご利用方法は採油容器や通い箱のご案内をご参照ください。

必要容量を採油できなかった場合に分析はできますか?

基本的には、試験項目ごとに定めた必要量を満たしていることが前提となります。ただし、試験項目一覧に記載している必要量は、再試験を考慮した2回分の試料量です。
1回分の測定であれば試験は可能な場合もございますが、再試験ができず、分析不可となる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

サンプルの送料はどうしたらいいですか?

お客さまご負担でお願いします。

サンプルの残量は返却可能ですか?

サンプル返却の際はお客さまの着払いにて送付します。また別途、梱包手数料として1,980円(税込)を申し受けます。分析依頼書にその旨をご記入ください。

分析の対象・内容に関する質問

対応できない試料はありますか?

PCB含有絶縁油、フッ素系・シリコーン系サンプルについては、試験装置の汚染およびサンプル廃棄不可のためお受けできません。

オイル以外も分析可能ですか?

以下のような試料は分析実績があります。  

  • グリース  
  • 水溶性液体(クーラント、尿素水など)  
  • 水グリコール系難燃性作動液  
  • 異物(金属片や樹脂片など)  

詳しくはお問い合わせフォームより、ご相談ください。

オイルの劣化具合判定は可能ですか?

可能です。ただし、新油との比較となる場合が多いので、新油も必要となります。

JIS相当軽油かどうか判定可能ですか?

判定可能な項目をご用意しております。詳しくはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

異種油混入判定は可能ですか?

新油と候補材(混入した可能性のある油)との比較で判定可能です。

浄油フィルター性能評価はできますか?

フィルター装着前後の汚染度評価は可能です。ただし、フィルター自体の評価はできません。

部品(ネジなど)や箱などに付着した成分の分析はできますか?

現物をご送付ください。分析可否を判断した上で、お見積もりを提出します。現物確認前の事前見積もりはできません。

オイルが白濁しているのですが、原因調査はできますか?

可能です。例えば水分混入の可能性などが考えられます。

フィルター目詰まり物の特定はできますか?

現物を送付いただき、分析します。ただし、最終的な特定ができるかはその都度の判断となります。

油中の金属摩耗粉の量は分かりますか?

測定可能です。セット報告書例をご参照ください。

どの試験項目を選んだらいいでしょうか?

目的により試験項目をご提案します。お問い合わせフォームよりご相談ください。

分析結果・報告に関する質問

分析結果はどのように送られてきますか?

分析報告書は、OilMatrix ジャパン・アナリスト™からPDF形式でダウンロードできます。

費用・請求・納期に関する質問

分析費用はどれくらいかかりますか?

試験項目により異なりますので、OilMatrix ジャパン・アナリスト™の見積もり機能もしくは、お問い合わせフォームをご利用ください。

請求・支払い方法は?

分析報告書送付後に、電子請求書発行サービス(楽々明細)より請求書・納品書を送付します。基本的には月末締め翌月末までに銀行振り込みでお支払いいただきます。

納期はどれくらいかかりますか?

受付後10~15営業日をめどに分析結果を報告します。ただし、試験項目により納期が異なる場合がございますので、詳しくはお問い合わせください。

お急ぎの場合「特急分析サービス」も行っておりますので、お問い合わせフォームよりご相談ください。

依頼・申し込み方法に関する質問

分析依頼方法を教えてください

サービスご利用手順をご覧ください。

プライバシーポリシー 
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分析ご依頼時の注意事項

分析をご依頼いただく前に、以下の注意事項をご確認ください。

1. サンプル送付について

サンプルは、当社指定の分析依頼書を同梱して、当社宛てに直接ご送付ください。なお、送付にかかる費用はお客さまのご負担となりますので、あらかじめご了承ください。 

以下のサンプルは、試験装置の汚染の恐れや廃棄が困難なため、お受けできません。 

  • PCBを含有する絶縁油
  • フッ素系・シリコーン系サンプル

2. 分析依頼が保留・再確認となる場合

以下のような場合、分析をいったん保留にし、分析依頼書の内容確認や再提出をお願いすることがあります。

  1. 分析依頼書に不備がある
    例:必要事項の未記入、記載内容が不明瞭・不完全など
  2. 分析依頼書とサンプルボトルの記載内容が一致しない
    例:サンプル名、採油日、管理番号などの相違 
  3. サンプルの状態に問題がある
    例:漏れ・破損・異物混入など
  4. サンプル量不足
    正確な分析ができないため、① 試料の再採取のお願い、② 分析優先順位の確認などにより、お時間をいただく場合があります。

3. サンプル容器について

分析依頼に必要なサンプル容器をご希望の場合は、当社ホームページ「採油容器・通い箱⼿配ページ」よりお申し込みください。

使用できない容器

下記の容器は変形、破損、オイル漏れの恐れがありますので、ご使用をお控えください。

  • ガラス製の容器
  • ペットボトル
  • スチール缶・ペンキ缶
  • ふたを押し込む、はめる形式の容器
  • ふたの閉まりが甘くなる容器
  • ジップロック

4. 分析手法について

公定法のご指定がない場合は、公的規格を参考とした当社独自の分析手法にて実施いたします。

5. 試験項目(分析項目)について

  1. 汚染度(計数法)
    以下の場合、測定を中止し、確認のご連絡をいたします。
    ① 水分による濁りがある場合
    ② 測定器を詰まらせるような大きな粒子(400µm以上)を含む場合
  2. 動粘度
    低沸点物質、水分、汚染物質の混入により分析精度が著しく低下する場合、参考値としてのご報告、または測定不可となることがあります。
  3. 元素分析
    ① 油溶性サンプルの金属元素分析は次の17元素
    Fe, Pb, Cu, Cr, Al, Ni, Ag, Sn, Si, B, Na, P, Zn, Ca, Ba, Mg, MoをICPにより一括分析します。

    ② 水溶性サンプルの金属元素分析は次の17元素
    Fe, Pb, Cu, Cr, Al, Ni, Sn, Si, B, Na, P, Zn, Ca, Ba, Mg, Mo, VをICPにより一括分析します。

    ③ 航空潤滑油の金属元素分析は次の11元素
    Fe, Pb, Cu, Cr, Al, Ni, Ag, Sn, Si, Mg, TiをICPにより一括分析します。

    ④ グリースの硫酸分解・金属元素分析は次の17元素
    Fe, Pb, Cu, Cr, Al, Ni, Sn, Si, B, Na, P, Zn, Ca, Ba, Mg, Mo, VをICPにより一括分析します。

    ⑤ 潤滑油の酸溶解・金属元素分析は次の17元素
    酸溶解分について、Fe, Pb, Cu, Cr, Al, Ni, Sn, Si, B, Na, P, Zn, Ca, Ba, Mg, Mo, VをICPにより一括分析します。依頼サンプルが潤滑油など液体の場合は前処理として汚染度(質量法)を実施し、フィルター捕集物について分析します。

    ⑥ 灰化・酸溶解・金属元素分析は次の17元素
    灰化後の酸溶解分について、Fe, Pb, Cu, Cr, Al, Ni, Sn, Si, B, Na, P, Zn, Ca, Ba, Mg, Mo, VをICPにより一括分析し、基本的には灰分中mass%として報告します。

6. サンプル返却について

サンプル返却の際は着払いにて送付します。別途、梱包手数料として1,980円(税込)を申し受けます。

7. ミリポアフィルター返却について

汚染度(質量法)実施後のミリポアフィルターは有償にて送付可能です。分析依頼書に以下のいずれかをご記載ください。

① ラミネート加工あり :1検体につき1,650円(税込)
② ラミネート加工なし :1検体につき550円(税込)

8. 分析報告書の修正について

分析報告書送付後に、お客さま都合による記載事項の修正や再発行をご希望の場合は、報告書作成料として1検体につき3,300 円(税込)を申し受けます。

ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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