分析・診断項目

一般分析

設備診断用のオイル分析を始めとして、潤滑油・グリース・燃料油などの性状分析・測定などもできます。

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潤滑油の分析項目
分析項目 金属元素分析 (S法)
油量 20ml
備考

油中金属元素をICP(誘導結合プラズマ)法にて測定。(17元素:Fe,Pb,Cu,Cr,Al,Ni,Ag,Sn,Si,B,Na,P,Zn,Ca,Ba,Mg,Mo)
上記に追加元素(V,Ti,K,Li,Sb,Mn,)の測定も可能。

分析項目 分析フェログラフィ(FR)
油量 20ml
備考

勾配のあるガラス板上に磁気で捕集した油中摩耗粉の形状、サイズ、色などを顕微鏡観察して主に定性的に評価。

分析項目 定量フェログラフィ(DR)
油量 20ml
備考

ガラス管中に磁気で捕集した油中摩耗粉の大粒子と小粒子の濃度と指数を測定する。

分析項目 PQインデックス
油量 120ml
備考

試料中の鉄粉によって生じる磁気の変化を誘導電圧として検出し鉄粉濃度を測る。

分析項目 QSA
油量 60ml
備考

MPC(メンブランパッチカラーメトリー法)と同様の手法。油中のバーニシュを補足し色度を測定。酸化劣化の目安。

分析項目 表面張力
油量 100ml
備考

水溶性切削油剤に適用。 (界面活性剤の能力評価に使用する界面張力とは異なる)

分析項目 FTIR(赤外線吸収スペクトル分析)
油量 10ml
備考

物質が吸収する赤外線の波数と強度から,物質の定性・定量を行う。新油との比較も有効的。

分析項目 アニリン点
油量 20ml
備考

溶解性を表す指標の一つ。ゴム膨潤性などをある程度推定できる。数値が低いものはゴム膨潤作用大。

分析項目 引火点 (PM)
油量 240ml
備考

ペンスキーマルテンス密閉法。引火点が40℃以上(絶縁油、錆び止め油、切削油剤、各種潤滑油)のものに適用。

分析項目 引火点 (COC)
油量 240ml
備考

クリーブランド開放式。引火点が79℃以上(原油、燃料油以外)のものに適用。

分析項目 流動点
油量 60ml
備考

冷却したとき試料が流動する最低温度。0℃を基点とし2.5℃の整数倍で表わす。

分析項目 曇り点
油量 60ml
備考

冷却したときパラフィンワックスの析出により曇り始める温度。整数値で表す。

分析項目 残留炭素分 (ミクロ法)
油量 10ml
備考

空気の少ない状態で蒸発および熱分解させた後に残る炭素状物質(スス等)などの残留物の量。

分析項目 灰分
油量 120ml
備考

試料を燃やして生じた炭素質物質を更に加熱して灰化し、恒量にした残留物の量。

分析項目 硫酸灰分
油量 120ml
備考

灰化処理中に硫酸を加えて処理し恒量とした残留物の量。エンジンオイルの金属系添加剤の概略の量を示す。

分析項目 水 分 (簡易法)
油量 10ml
備考

ホットプレート上で試料を加熱し、現出した気泡の量と音から水分量を推定する簡易法。

分析項目 水 分 (KF法、気化KF法)
油量 30ml
備考

カールフィッシャー液を用いた滴定法で測定する。

分析項目 水 分 (蒸留法)
油量 120ml
備考

蒸留により流出した水分量を測定する。

分析項目 動粘度 (40℃または100℃)
油量 30ml
備考

流動性を評価する項目。毛細管を一定量が通過する時間を測定する。潤滑油選定や品質管理に重要。

分析項目 中和価:酸価
油量 40ml
備考

酸化劣化等で生じた油中の酸性成分を中和するのに要する試薬(KOH)の量。酸化・劣化の度合いを評価

分析項目 中和価:塩基価
油量 40ml
備考

塩酸法または過塩素酸法がある。清浄分散剤などの添加剤成分の量を知る一つの目安。
塩酸法(主に陸上用オイルに適用)、過塩素酸法(主に船舶用オイルに適用)

分析項目 予備アルカリ度
油量 20ml
備考

アミン系不凍液の防食性評価に使用していたがノンアミン系が主流になり2006年度に規格廃止

分析項目 銅板腐食
油量 100ml
備考

オイルの腐食性を銅の変色により評価する。

分析項目 酸化安定度試験:RPVOT
油量 150ml
備考

回転圧力容器式法。RBOTと同様の方法。酸化防止剤の残存寿命の評価にも利用できる。

分析項目 あわ立ち
油量 400ml
備考

試料に規定量の空気を吹き込み、直後と10分後の泡の量を測定する。

分析項目 抗乳化性
油量 100ml
備考

潤滑油と水を混合した時の水分離性を評価。油層、水層及び乳化層の体積と経過時間を測定する。

分析項目 色 相 (ASTM)
油量 100ml
備考

潤滑油を、0.5(淡い)~8.0(濃い)の段階的な水準の標準ガラスの色と比較し評価する。

分析項目 燃料分 (簡易法)
油量 10ml
備考

エンジンオイルに混入した燃料分を簡易測定する。

分析項目 燃料希釈分(軽油またはガソリン)
油量 10ml
備考

エンジンオイルに混入した燃料分をガスクロマトグラフィーで測定する。(-23:軽油、-24:ガソリン)

分析項目 汚染度 (計数法)ISO
油量 200ml
備考

規定の大きさの汚染粒子数を自動計測しISO分類で評価(4/6/14μm)。

分析項目 汚染度 (重量法)
油量 100ml
備考

0.8μmのメンブランフィルターで補足した汚染要因物の重量をmg/100mlで表示。

分析項目 すす量(FTIR法)
油量 10ml
備考

エンジンオイル中の煤量を光学的手法により測定する。

分析項目 不溶解分 (n-ペンタン)
油量 25ml
備考

オイルをペンタンと混合した時に溶解せず、遠心分離にて沈降分別される固形成分の割合(又は量)。
A法・・・摩耗粉、塵埃、高分子酸化劣化物が主体
B法・・・A法で分離出来なかった高分子酸化劣化物、燃焼カーボン(エンジンオイルに適用)

分析項目 不溶解分 (トルエン)
油量 25ml
備考

上記の試験をトルエンで行うとオイル劣化物のレジン分が溶解し減量する。メタル、ダスト、カーボンが残る。
A法・・・摩耗粉、塵埃、高分子酸化劣化物が主体
B法・・・A法で分離出来なかった高分子酸化劣化物、燃焼カーボン(エンジンオイルに適用)

分析項目 不溶解分 (高速遠心)
油量 20ml
備考

通常の遠心分離は600~700Gで行うが、高速遠心は2万~4万G。

分析項目 ペーハー (pH)
油量 200ml
備考

オイルのpHを測定する。水質は別

分析項目 硫黄分
油量 10ml
備考

潤滑油、重油などを対象にICPで測定する。 報告値は0.05%以上から。

分析項目 塩素分 (全)
油量 20ml
備考

試料を燃焼させ、生成した塩化水素を電解液に吸収させて電量滴定し、消費された電気量から塩素分を算出する。

分析項目 窒素分
油量 10ml
備考

試料を燃焼させ、生成した一酸化窒素をオゾンで励起させ、基底状態に戻るときの発光量から窒素分を算出。

分析項目 絶縁破壊電圧
油量 400ml
備考

試料油に浸した電極間に電圧をかけたときに絶縁破壊が起こる電圧を測定する。

分析項目 誘電正接
油量 400ml
備考

絶縁性を表す一つの尺度。試料油に交流電圧をかけた時の電気エネルギー損失の度合い。

分析項目 シェル四球試験:EP
油量 200ml
備考

耐極圧性能試験の一つ。融着荷重(鋼球が焼き付く最低荷重)を測定する。

分析項目 シェル四球試験:LWI/WL/LNL
油量 300ml
備考

荷重摩耗指数(LWI)は荷重を段階的に変えて測定した最大非焼き付き荷重での摩耗痕径等から求める。

分析項目 シェル四球試験:WEAR
油量 100ml
備考

耐摩耗性能試験の一つ。試験条件下で生じた摩耗痕径を測定する。

分析項目 ファレックス(EPまたはWEAR)
油量 200ml
備考

極圧・耐摩耗性能試験の一つ。EP:耐荷重能/WEAR:摩耗試験

分析項目 高温高せん断粘度(HTHS粘度)
油量 100ml
備考

新油のみに適用。TBS粘度計にて測定を行う。 150℃、100℃、80℃での試験が可能。

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燃料油の分析項目
分析項目 密 度
油量 10ml
備考

振動式試験法にて自動計測機で測定。報告値は15℃での密度。

分析項目 反 応
油量 120ml
備考

試料中に含まれる水溶性の酸及び塩基の有無を試験する。

分析項目 蒸留性状
油量 120ml
備考

常圧にて試験を実施。初留点、留出温度、留出量、終点、残油量などを測定する。

分析項目 蒸気圧 (3回膨張法)
油量 150ml
備考

自動車ガソリン、航空ガソリン、航空タービン燃料油に適用。

分析項目 実在ガム(未洗)
油量 100ml
備考

高温で加熱し、空気または水蒸気を吹き付けて強制的に試料を蒸発させた後の蒸発残留物を測定する。

分析項目 実在ガム(洗浄後)
油量 100ml
備考

上記の実在ガム(未洗)の蒸発残留物をヘプタンで洗浄後の蒸発残留物を測定する。

分析項目 引火点 (PM)
油量 240ml
備考

ペンスキーマルテンス密閉法。引火点が40℃以上(軽油、重油、各種潤滑油)のものに適用。

分析項目 引火点 (TAG)
油量 240ml
備考

タグ密閉法。引火点が93℃以下(ガソリン、灯油、航空タービン燃料油)のものに適用。

分析項目 引火点 (SETA)
油量 50ml
備考

判定温度での引火の可否を確認。

分析項目 流動点
油量 60ml
備考

冷却したとき試料が流動する最低温度。軽油や重油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 曇り点
油量 60ml
備考

冷却したときパラフィンワックスの析出により曇り始める温度。整数倍で表す。耐寒性の指標の一つ。

分析項目 残留炭素 (ミクロ法)
油量 10ml
備考

重油が燃焼室内で炭化物を生成する量の目安。重油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 10%残留炭素
油量 200ml
備考

残留炭素分が少ない試料に適用。蒸留を行い、90%を留出させた後の10%残油の残留炭素。

分析項目 灰分
油量 120ml
備考

試料を燃やして生じた炭素質物質を更に加熱して灰化し、恒量にした残留物の量。重油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 水 分 (気化KF法)
油量 10ml
備考

カールフィッシャー液を用いた滴定法で測定する。重油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 析出点
油量 50ml
備考

航空ガソリンや航空タービン燃料油などが使用できる最低温度の目安。

分析項目 総発熱量 (計算)
油量 90ml
備考

燃料をを完全に燃焼させた時の燃焼熱量。密度、硫黄分、水分、灰分から算出する。

分析項目 真発熱量 (計算)軽油、重油
油量 90ml
備考

上記の総発熱量から水の凝縮潜熱を差し引いたもの。密度、硫黄分、水分、灰分から算出する。

分析項目 真発熱量 (計算)ナフサ、灯油
油量 40ml
備考

上記の総発熱量から水の凝縮潜熱を差し引いたもの。密度、硫黄分、アニリン点から算出する。

分析項目 セタン指数 (計算)
油量 130ml
備考

ディーゼルエンジン燃料油の自己着火性を評価する。密度および蒸留性状試験で得られた結果から算出する。

分析項目 動粘度 (30℃)
油量 30ml
備考

30℃での動粘度。軽油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 動粘度 (50℃)
油量 30ml
備考

50℃での動粘度。重油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 目詰まり点
油量 60ml
備考

試料を冷却しながらフィルターを通過する時間を計測。目詰まりして規定時間以上かかった時の温度を測定。

分析項目 沈澱価
油量 100ml
備考

航空潤滑油に沈殿価用ナフサ(ノルマルヘキサン)を混合し遠心分離にて沈降分別される固形成分の量。

分析項目 けん化価(指示薬滴定法)
油量 20ml
備考

航空潤滑油をけん化するのに要する水酸化カリウムの量。

分析項目 煙 点
油量 20ml
備考

煙を生じない炎の最大高さを測定。灯油、航空タービン燃料油が対象。

分析項目 色 相 (セーボルト)
油量 100ml
備考

最も明るい+30から最も暗い-16の水準で評価。灯油のJISに規定する範囲がある。

分析項目 水泥分
油量 50ml
備考

水で飽和したトルエンと試料を混ぜ、遠心分離にて沈降分別される成分の量。

分析項目 軽油潤滑性:HFRR
油量 100ml
備考

鋼球の摩耗痕径を測定し潤滑性の指標とする。HFRRとはHigh Frequency Reciprocating Rigの略。

分析項目 過酸化物価
油量 100ml
備考

油脂の初期段階の酸化の程度を評価する指標。過酸化物とヨウ化カリウムの反応で遊離するヨウ素を定量。POVと略す。

分析項目 アルミナ・シリカ
油量 50ml
備考

舶用ディーゼル機関用の分解重油(FCC)中に不純物として混入した触媒をアルミニウムおよびケイ素として測定。

分析項目 硫黄分 (微量)
油量 20ml
備考

試料を燃焼させ、生成した二酸化硫黄を電解液に吸収させ電量滴定し、消費された電気量から算出。

分析項目 クマリン
油量 20ml
備考

軽油中のクマリン分の混入率を測定。

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グリースの分析項目
分析項目 ちょう度(不混和)
油量 400g
備考

標準円すいが5秒間に試料へ進入する深さ。製品の硬さを評価。(1/4カップの場合は75gで計測)

分析項目 ちょう度(混和)
油量 400g
備考

グリース混和器で規定回数混和した後のちょう度。(1/4カップの場合は75gで計測)

分析項目 滴 点
油量 10g
備考

規定のカップの底部からグリースの滴が滴下した時の温度。

分析項目 銅板腐食
油量 50g
備考

室温(A法)または 100℃(B法)で24h後の銅板の緑色または黒色変化の有無を評価する。

分析項目 離油度
油量 60g
備考

金網円すい濾過器にいれた試料を規定時間、規定温度に保ち分離油の割合を測定する。

分析項目 金属元素分析 (S法-7)
油量 10g
備考

硫酸-硝酸を添加して加圧電磁波処理にて分解。溶液中の金属元素(17元素)を測定する。

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